こんにちは。
私はbia muinというかなり単語数が少ない言語を作っているのですが、この言語における生物種(ひょっとしたら、生物に限らないあらゆる「種類を持つもの」かもしれません)の名前をどうすべきか、という問題にずっと悩まされています。
そもそもミニマル言語でそのレベルを目指すなよというところではあるのかもしれませんが、例えば料理のレシピを作りたいとき、豚肉と牛肉、マグロとサーモンとサバ、レタスとキャベツの区別がつけられないと困ります。
私がこの問題で困難に感じている点は、
- 自然言語なら語の借用などで対応ができるが、自然言語と地続きではない人工言語にはそれが難しい(何語から借用するのかを決める根拠が必要。エスペラントは学名から引っ張っているパターンが多いらしい?)
- (ミニマル言語の場合特に)特徴を羅列して対象にピントを合わせる造語法では運用上限界がある(語が長大になりすぎる)
- オリジナルの語彙を作る場合でも、脈絡のない語彙を大量の隣接した概念に当てはめ続けるのはつらい
主に以上のような点です。
上に挙げた例のような食材レベルならまだしも、花の名前やイヌの品種名など、世界に対する言語の解像度を高めようとすればするほど、この名付けは一層大変になります。
そこで、皆さんの人工言語ではこの手の問題にどうアプローチしているのか知りたいです。
- 特定の自然言語から借用している
- 他の人工言語の方法に準じている
- 細かいレベルでの区別は諦めている
- 架空世界の言語なので現実のものを区別する必要がない
色々あると思いますが、皆さんのアプローチをお聞かせください。
ビアムインの方針を決めるヒントにしたいというのが動機ではありますが、純粋に興味があります。
よろしくお願いします。
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ランディは、単語数136のミニマル人工言語です。たとえば、ランディで te は、手や腕のことを指しますが、もっと解像度を上げたい場合には、他の単語と合成します。しかしこの方法では、花の名前やイヌの品種名などを網羅することは難しいので、細かいレベルでの区別には限界があると思います。
bo 棒状のもの fa 頭 /要所
ta 目/中央にあるもの tu 耳/端にあるもの pa 口/関所
pen 始める/開ける/付け根 bin 終わる/閉じる/先っぽ
hin 硬い ko 柔らかい
bi 近い/付ける be 遠い/外す
nan 第~番目の nen 0 nin 1
son 2 sen 3 pon 4 tun 5
私は架空世界の言語を作っているのですが、地球の生物は「この世界にいてほしいな」という生物(にそっくりな生物)しか造語せず、必要に応じてそこから細分化するという方法を取っていますね。
現実の地球の生物について言及する場合についてはまだ考えていません……
(一応昔「不思議の国のアリス」の冒頭を翻訳した際「デイジー」は発音と語形変化をその言語に合わせつつ音で借用しましたが正式に単語としては登録されていないので……)
自分は「日常的に使う分類の大きさまでは作成するが,それ以上の区別は必要になった際にどうするか考える」と「架空世界の言語なら現実の区別を持つ必要はない」の方針で作成してます.
私は今アカキリパという人工言語を作っているのですが、トキポナと同じ方針で、婉曲的で文脈依存(その場限り)の表現しかしません。
以前作っていた言語では、よく学名から借用していました。