こんにちは。コキあです。
この節では2種類の約物の使い方を解説します。
約物の解説は1-2節ですでに行なっていますが、不十分なところがあるためこの記事で詳しく解説します。
約物の解説へ移る前に、一般前置詞「ルム」の解説をします。
一般前置詞「ルム」は引用を表します。日本語に訳すと「…と」です。
具体的な用法はこの後登場します。
まずはミャムについての解説です。
ミャムの転写には不等号(<>)を用います。
ちなみに、これ→‹›を用いることもあります。というか、正確にはこちらを使います。ですが、打つのが面倒なため基本的には<>を使います。
ミャムは、これで囲んだ範囲を会話文であることを表します。
また、ミャムの中には文が置かれることもあります。(2文以上置かれることもあります。)そして、ミャムで囲まれた範囲は1つの名詞となります。
ミャムの中の文の文末にはトグを置きます。(置かない場合もあります。)
ニャ ヘーヘノ フリヅグ/
→私はお金が欲しいです。ニャ イーラー ニーニシュ ルム <ニャ ヘーヘノ フリヅグ/>/
→私は「私はお金が欲しいです」と言いました。
また、ミャムの中は思考や引用を表すこともあります。
ニャ ルールナ ルム <ラキャ ミョン マーマシュ
ネヅポーフ/>
→私は「水筒を使うべき」と思います。
シャムの転写には不等号を2つずつ(<<>>)使います。正確にはこれ→«»を使います。
シャムは囲んだ範囲を強調する役割があります。
ルドール ダンク ハネタレン:ギャズ テテ シュイミ ダンク スカラツ/
→一番大切なものは友達です。ルドール ダンク ハネタレン:ギャズ テテ シュイミ ダンク <<スカラツ>>/
→一番大切なものは「友達」です。
また、シャムで囲んだ範囲が作品名であることを表すこともあります。
ニャ ニーナ ボキーキシュ <<ピャミャビャレン
インヅコー テテ _アリス_>>/
→私は『不思議の国のアリス』を読んだことがあります。
作品名であることを表すためにシャムを使うときは、シャムで囲まれた範囲が1つの名詞となります。
これで第8章の第4節は終了です。次回は口語について解説する予定です。
ここまで見て下さり、本当にありがとうございます。
新出単語
名/フリヅグ/お金
付/ニーニシュ/言う
前/ルム/…と
付/マーマシュ/使う
名/ネヅポーフ/水筒
形/ハネタレン/大切な
名/スカラツ/友達
形/ピャミャビャレン
/不思議な
名/インヅコー/世界
名/_アリス_/アリス
名/ピャミャビャレン インヅコー テテ _アリス_
/不思議の国のアリス
新出じゃない単語
形・名/ニャ/私,私の
付/ヘーヘノ/欲している
動/イール/…になる
名/ラキャ/何らかのもの
助/ミョン/…べき
改/ルドール/…た,…いる
名/ギャズ/もの,何か
前/テテ/…の…
名/シュイミ/1番
動/ダンク/…である
助/ニーナ/…ことがある
付/ボキーキシュ/読む
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