世の中には、様々なゲームがあり、こと「人工言語」を登場させるゲームなどさほど珍しくもない。
「アルネトリコ」、「ことのはアムリラート」、「7 days end with you」、「狂気より愛をこめて」……
さて、そんな人工言語ゲー(?)業界にまた新しい新星が降りようとしている。
それが今年8月中旬に配信予定の「ケモノ娘が日本語を話すはずがない」である。
このゲームは異世界語としてリパライン語が使われているわけだが、それ以上に、このゲームには「濃い」特徴と歴史が制作過程にあったのであった……
※ 本項には未成年には不適切な内容を含む場合があります。18歳以下の方はこの記事を読まないようにしてください。
お話は、今から五年前の2018年に遡る。
2018年といえば「いせにほ」が丁度出版された年である。少しばかり色々が落ち着いてきた10月、ふぁふすの元に一通のメールが届いた。
送信元は同人ゲームサークルaskotと名乗っていた。どうやら制作しているノベルゲームに異世界語を出したいということだった。それにリパライン語を使うということらしいかった。
その名も「ケモノ娘が日本語を話すはずがない」。
コンセプトは「異世界語を話すケモノ娘との純愛ストーリー(18禁)」ということだった。
あまりそっち側の創作をしてこなかった自分的にはコンプラとして微妙なラインだった(実際、後で創作仲間に「ふぁふす氏的に大丈夫なの?」と聞かれた)が、もはや色々な領域に手を出してしまっているし、異世界語が登場する年齢制限のあるゲームなんていくらでもあるがケモノ度の高いケモ娘が異世界語を話し、しかも主人公との意思疎通はあまり取れないというコンセプトはまあまあ面白いと思って、協力することにしたのだった。
そして、先方との話が進んで、翻訳ミスや抜け、指導などを含めて諸々が終わり、スクリプトが完成したのが、2019年2月。
先方は「さっそく『声優さん』に送ります!」と言ったっきり、長い間音信不通になってしまったのだった。
自分としては「まあ、そんなもんか」と思っていた。翻訳や整理など係る作業の代金は貰っていたので、全く文句はなかった。完成品が出ないのは残念だが、翻訳を依頼されてやったけど、結局作品として実装されないというケースは幾らでもあるし、あまり気にしていなかったのだ。
そして、月日が経ち、数年も経つともはやプロジェクトの存在さえ忘れてしまっていた。
……そして、2023年5月19日。
先方から「ようやく完成しそう」という旨のメールが届いたのだ!
五年間の間、プロジェクトが続いていたことに純粋な驚きだった。
そして、出来栄えの方は……これは是非予告ページの方から体験版をダウンロードして、試してみて欲しい。
「ケモノ娘が日本語を話すはずがない」は8月中旬に配信予定。既に公開されている予告ページでは、サンプル音声(もちろんリパライン語!)を聞くことや体験版のダウンロードが可能なので是非確認してみて欲しい。
※ 6月26日追記:migdalが所在するレンタルサーバーの規約に反するとのご指摘を受け、リンクを削除しました。A.I.さん、ご指摘ありがとうございました。
リンクなんか貼らなくても基礎的なググり能力を持つ現生人類だったら、検索でイケるやろ。
Latest comments (4)
投稿ありがとうございます。記事の表現自体は問題ないと思われるので心苦しいのですが、18禁のページにリンクを張ると借りているサーバーの規約6(1)に抵触してしまうので、そこだけ何とか修正をお願いできればと思います🙇
ご指摘ありがとうございます。レンタルサーバーの規約とあればしょうがないですね……リンクは取り外しておきます。
修正が遅れて申し訳ないです。
僕が18歳になるまでにサ終しないことを願うばかりです(願うな)
コンプラ維持に協力して頂きありがとうございます(?)