こんにちは。コキあです。
記事のネタがなくなってきていることに最近気づきました。
この節では複合語および反復表現について解説していきます。
とってもかんたん。
複合語とは、2つ以上の単語を組み合わせて一つの単語にする文法です。
複合語を作るには、サンミトム(=)という約物を使います。
_キャア_/
→キャア語。ギザキャク/
→辞書。_キャア_=ギザキャク/
→キャア語辞書。
「キャア語」という意味の単語と「辞書」という意味の単語がサンミトムによって繋げられて「キャア語辞書」という一つの単語になっています。
複合語の意味は明確に定まっている訳ではありません。また、複合語は自由に作り出すことができます。
「_キャア_」も「ギザキャク」も名詞です。名詞同士を組み合わせているので、「_キャア_=ギザキャク」という複合語も名詞になります。
複合語と品詞にに関するルールはある程度明確になっているのですが、(文法書63ページを参照)実際のところこのルールは頻繁に無視されます。そのため、品詞に関してはあまり気にしなくていいです。
強いていうなら、複合語に含まれる単語の品詞になります。たとえば、名詞と形容詞の複合語なら、その複合語は名詞か形容詞になります。
次に反復表現について解説します。
とはいえ、反復表現は主に詩歌などでしか用いられないため、学ぶ必要はあまりありません。
反復表現では、同じ単語をサンミトムで繋ぐのが最も一般的です。
ニャ ダンク ガキーキシュ ニャ ネネ ホザ ハゼマ/
→私はいつも前を向いています。ニャ ダンク ガキーキシュ ニャ ネネ ホザ=ホザ ハゼマ/
→私はいつも前を、前を向いています。
「ホザ」という部分は「前を」と訳されます。日本語訳でも「前を」という部分が繰り返されています。
もちろん名詞以外も繰り返すことができます。
ニャ ダンク ガキーキシュ ニャ ネネ ホザ ハゼマ=ハゼマ/
→私はいつも、いつも前を向いています。
「ハゼマ」は「いつも」という意味の副詞です。
形容詞や副詞を繰り返すときは、同じ形容詞や副詞で重ねがけしてもいいです。
ニャ ダンク ガキーキシュ ニャ ネネ ホザ ハゼマ:ハゼマ/
→私はいつも、いつも前を向いています。
重ねがけの文法についてはこちらをご覧ください。
また、前置詞群の反復表現では、全く同じ前置詞群を二つおいても表現できます。
ニャ イーラー ザチーチシュ メードック ロロ モカギャル/
→私はプレゼントを棚に隠しました。ニャ イーラー ザチーチシュ メードック ロロ モカギャル ロロ モカギャル/
→私はプレゼントを棚に、棚に隠しました。
「ロロ モカギャル」は「棚に」という意味の前置詞群です。
これで第8章の第2節は終了です。次回は比喩と省略について解説する予定です。
ここまで見て下さり、本当にありがとうございます。
新出単語
名/ギザキャク/辞書
付/ガキーキシュ/向く
前/ネネ/…の…
名/ホザ/前
付/ザチーチシュ/隠す
名/メードック
/プレゼント
名/_キャア_/キャア語
新出じゃない単語
形・名/ニャ/私,私の
動/ダンク/…である
動/イール/…になる
前/ロロ/…に
名/モカギャル/棚
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