色々な表現を広げることができます。治安は別に悪くないです
矛盾と混沌氏
どうも~。
降雨急行です。
今回はヅベールさんに、この例文を翻訳させます。
SALCIFARRって格変化しないんですけどね……
それでは変わります。
ipaerr!
なかなか数が多い例文集だが……やってみましょう。
記事をクリック・タップすると項の解説を見られます。
1:太陽神が歩く。
parrain (sancilion) camincato.
太陽-(神)-歩かれる
parrain => 太陽、太陽神
parrain sancilion => 太陽の聖性 = 太陽神
基本的に最初の名詞は主格である。
2:私は虹を見なかった。
ca sara ipae stounliyhet.
私-なかった-見る-虹
sara ipae => 見なかった。
stounliyhet => 虹
動詞の後の名詞はヲ格である。
3:私はあなたに会うだろう。
ca ipaco yhe sarr.
私-会う-あなた-に
ipae -> ipaco => 見る = 会う
yhe sarr => あなたに
動詞の後の名詞にsarrをつけるとニ格になる。
また、未来を表す動詞の形は存在しない。
4:魂を持つ物体を霊に差し上げた。
thoapa sippre sarr mat tenkirrto sancilion.
与えられる-霊-に-もの-持つ-魂
thoa -> thoapa => 与える(敬語) mat tenkirrto => ~をもつ物体
sippre => 死体、霊
SALCIFARRにおいて敬語とは、名詞クラスに応じて動詞が変化する現象。
なお本来敬語を使う対象ではない。
魂と言う概念はSALCIFARRにはない。
(brruwyhe ne) zouwrrce = (血の)温かさが相当するが、物体には血が流れていないため、sancilionで代用する。
5:ナイフで被り物を切り裂いた。
nuico panketorrto sarr onsemupato tuin nuico.
切る-裂く-した-かぶり物-を用いて-ナイフ
nuico => 切る、刃物(ナイフなど)
panketorr -> panketorrto => 完全に、残虐に
onsemupato -> かぶり物
tuin -> を用いて(~する)
語彙が重複していると、どうしてもこうなるものだ。
6:猫よ!
sarrar cuife.
(呼びかけ)-猫
sarrar => 感嘆を表す。感嘆+名詞は反語に用いられる事が多い。
cuife => 猫
ここでいったん一区切り。
SALCIFARRは格変化が希薄である。
助詞をつけることによって、名詞の処遇を決めているのだ。
再開。
7:泥棒は私の主人から金銭を奪ってしまった。
siel sielca sarr motaco talarr onsekarrta ca nei.
泥棒-盗む-した-金銭-から-主人-私-の
siel -> sielca => 泥棒・盗む
motaco => 金銭
talarr => ~から
onselkarrta (ca nei) => (私の)主人
8:愛と金と、両方ガラクタである。
zicown(zicarrbe) motaco ukirrto tolasscica.
愛-金-両方-ガラクタだ
zicownは友愛、zicarrbeは家族愛を指す。一度に両方を意味するする言葉はない。 zicown motaco => 愛と金 uki -> ukirrto 両方の、すべての
名詞をいくつも並べる場合、単語はいらない。
tolassci -> tolasscica 無駄である、がらくただ。
9:店長によって客たちが追い出された。
flascutarr sekirr tuico salicutarr.
客-追われる-によって-店長
flascutarr => 客人、旅人
seki -> sekirr => 追われる
この状態は不随意形といって、受動態文を表す。
tuico => によって
salicutarr => 売人
10:我々は食事のために生きているのだと思う。
ca cilion thisarr sosspirrto tarr comitarrto.
私-達-思う-生きる-の為に-食べること
ca cilion => 我々 thisarr -> thisarr 言う・思う tarr => ために、ための
cilionによって集団を表す
thisarrは言うを意味するが、不随意形では思うの意味である。
原形と不随意形が同形。
comita -> comitarto => 食べること
11:殴打より濡れタオルが効果的だ。
ssabi xhatarr tal tocanti talarr tarak.
濡れた-タオル-もっと-効果的-よりも-殴打
xhata -> xhatarr => 濡れた
tal tocanti talarr ~ => ~よりも、より効果的だ
tal ~ talarr によって比較することができる。
tarak => 打撃
不随意形による修飾。
12:私の車が壊れた。
cutocel kur ca tolasama sarr.
車-の-私-壊れる-した
cutocel kur ca => 私の車
13:あなたの目の中にネギを入れよう。
into yhelipe kur yha sarr ongorr.
入れる-目-の-貴方-に-ねぎ
into => 中に入れる
yhelipe => 目、眼球
kur yha => 貴方の
14:私には携帯がある。
ca tenki selfon.
私-持つ-携帯
selfon => 携帯電話
ここらで少し休憩。
不随意形は「受動的な修飾」、「自発的」「一般的」なことに用いられる。
ところで……No.14はなかなかどうして響きがいいものだ。
個人的な感想だが。
15:何度も横転した後彼には顔が無くなった。
ze nutoca sarr mupato inpasi thorrkeca tancirrto.
彼-なくなる-した-顔-後に-横転する-何度も
ze => 彼 inpasi=> 後に <=> ubepasi 前に tanci -> tancirrto => 何度も
mupato =>顔
16:これは私の作品です。
faca cirrcaisa kur ca.
である-作品-の-私
faza -> faca => である。(コピュラ文を作る)
cirrcaisa => 作品 = 作った物の意味
17:白い鳥であり天使である乗り物があった。
faca cutocel fazarrco purrca sulatimairrto citapazouwli kur parrain.
ある-乗り物-である-鳥-白い毛の-従者-の-太陽
faca cutocel => 乗り物がある。
fazarrto => ~である
purrca => (啼く)鳥
sulatimai -> sulatimairrto => 白い毛の
citapazouwli => 下男、従者
citapazouwli kur parrain => 太陽の従者
SALCIFARR語圏は多神教で、多くの神話伝承的存在は神である。
18:王として地上を支配するであろう。
tarrechi ausala fazarrco cial.
支配する-地上-として-王
tarrechi => 治める、支配する
ausala => 地上、陸上
cial => 帝王
19:水の代わりに酒を飲んでいる。
ngarrta tal cunzexhata sarr xhata
飲む-かわりに-酒-ではなく-水
ngarrta => 飲む
tal ~ sarr => ~を代わりに
cunzexhata => 酒
xhata => 水
20:悪魔のように笑っていた。
latarama sarr ipaerr malae
笑う-した-のように-悪魔
ipaerrは挨拶にも用いられるが、このように使うこともある。
malae => 極悪、極悪人
21:悪い大人になっちゃったね。
faca serain numarrto neyh.
である-大人-悪い-ね。
serain => 大人、成人
numarrto => 良くない(悪人ではないが、善良とは決して言えない)
malaeとは区別される。
neyh => ……ものだね。
22:蛇口のような蛇に噛まれたの??
cappta taskairr sarr tuico sissco ipaerr xhataliyhe al.
(疑問詞)-噛まれる-した-によって-蛇-のような-蛇口-(疑問詞)
cappta ~ al => 疑問文をつくる。
sissco => ヘビ
ipae -> ipaerr => のように見える
xhataliyhe /ʔatalihe/ => 蛇口
taskai -> taskaica => 噛む、歯
23:不況のもと職場から人が減っている。
xhafa nuissa talarr tonkerrtarrsa zerrco charabo.
人-減る-から-職場-において-不況
xhafa => 人間
tonkertarrsa => 職場、工場
zerrco => にて、において
charabo => 不況、飢え
24:あなたにとってグリフィンはどのようなものか?
yha thisarr grifin fazarrco fecamat
あなた-思う-グリフィン-である-何
grifin => グリフィン
fecamat => なに(不定の代名詞)
25:週刊誌によるとそれは陰謀だ。
liorr thisarr tuico ziconeng kur cacirrpa
陰謀だ-言われている-によって-雑誌-の-一週間
liorr => 嘘、陰謀だ cacirrcpa => 一週間
thisarr -> thisarr => 言われている = よると
不随意形は受動態の修飾に用いられる。
本来の意味は八日。八日間で一週間である。
ここでおおよそ半分。終わりが見えてきた。
そもそもこの言語は、名詞が格変化をしないようなモノなので……
この例文が適切か不安になってきました……
26:チョコレートでできた城を暖めよう。
yhoifera urbinayharr tonkerrto ssocolat
あたためる-城-作られた-チョコレート
yhoife => 温かい urbinayharr => 城、宮殿
これに-rrをつけると動詞に出来る。
yhoiferr => 温める
tonkerr -> tonkerrto => 作られた
No.16のcirrcaisaとは規模が違う
27:抹茶だからおいしいだろう。
macia kafei xhei tulanzeca saile.
抹茶-なので-美味しい-だろう
macia kafei => 抹茶 xhei => なので、確定条件 <=> xheo であれば、仮定条件 zul -> saile => あり得る、可能性がある
28:今日は祭りに行きましょう。
mazel fasci tenparrka nerrxh.
行く-祭り-今日-どう
mazel => 行く
tenparrka => 今日
ten + parrka => この+日
nerrxh => 勧誘する
29:それはローマ帝国時代以前には無かった。
teppmat nutoca sarr ubepasi pasi cialisema kur rroma.
それ-ない-した-以前-時代-帝国-の-ローマ
teppmat => それ
nuto -> nutoca => 存在しない
ubepasi => 前(「既出」の意味)
cialisema => 帝国
30:今この瞬間より後これは国有とする。
tenmat faca nuine tuico paraco tenpasi moet.
これ-である(コピュラ)-(所有)-(に)よって-国-今-ちょうど
tenmat => これ
nuine => 所有代名詞
nuine tuico paraco => 王家による所有物
tenpasi => 今、このとき
moet => ちょうど
31:春と共に花粉症が私を襲う。
nutoma palati taracaica ca sarr pasi prikizerr.
アレルギー-植物-襲う-私-を-とき-春
nutoma => アレルギー、拒否 taracai -> taracaica => 襲う prokizerr => 春 春に花粉症が私を襲う。
palati => 植物
植物の拒否することから花粉症。
No.11のtarak(殴打)は動詞ではtaracateであり、同源。
32:布団から出ろ。
ubetorr talarr futon
出ろ-から-布団
ubeto -> ubetorr => 出る
No.13のintoの対義語
33:敵陣に行った。
mazel sarr oneyh ne lerechis.
行く-した-敵-の-領地
oneyh => 敵
ne => の
oneyhは顕性が低いのでneを用いる
34:彼は映画館で逮捕された。
ze zimprirr sarr zerrco ssathentarrsa
彼は-逮捕される-した-にて-映画館
zimpri => zimprirr => 捕まる ssathentarrsa => 映画館
不随意形による受動態
ssathen => 映画
tarrsaは場所を表す
35:海王星まで船で行ける。
mazel sebarr mol lumanmerro tuin tonkerr.
行く-(能力可能)-までは-海王星-を用いて-船
sebarr => 能力可能 <=> xhaloerr 状況可能 nol => までは、最大では
tuin => を用いて
tonkerr => 船、大きな制作物
Np.16
cirrcaisa <=> tonkerr
36:橋の上で狂ったように踊りましょう。
thisi nerrxh ipaerr sanlomazenaco onse bruyhe
踊る-どう-ように-狂う-上で-橋
thisi => 踊る
nerrxh => どうか?
他人に勧誘する。
onse => 上に
37:あなたの足の下に懐中時計がある。
faca xhetarrpasi onaba petal kur yha.
存在する-懐中時計-下に-足-の-貴方
xhetarrpasi => 懐中時計、腕時計(時を計る) onaba => 下 <=> onse => 上 petal -> thipe -> onsip => 足 -> すね -> もも
大きな時計はnuicopasi(時を分ける)
nuicoはNo.5など。
38:私の家の横に川があった。
ribip faca torrke cazouyha ca nei
川-存在する-横-家-私-の
ribip => 川 torrke => 横 cazouyha ca nei => 私の家
torrke cazouyha => 家の横
顕性が同じ動詞を修飾する際の手段。
39:的に向かってショットガンを撃った。
cunzuito sarr oneyh tuin cunzuito chuire.
発砲する-した-的を-を用いて-銃-散弾
cunzuito => 銃、銃を撃つ chuire => ぶどう
cunzuito chuire => 散弾銃
やっと、大詰め。
残りは10文章もない。
40:道に沿ってかつて人間であった人形が並んでいる。
liyhengi loutengi liorrico fazarrco sarr seraeci xhiftoca.
沿って-道-人形-である-した-人間-存在する-並ぶ
liyhengi => 沿って liorrico => 人形
loutengi => 道
No.25のliorrと同じ由来。
41:あなたは怪異の前に立っていたのか?
cappta yha stoceca sarr prifo kur buichorr al.
(疑問)-あなた-立つ-した-前-の-怪異-(疑問)
stoce -> stoceca => 立つ
prifo => 前
buichorr => 怪異、力
prifo kur buichorr => 怪異の前
42:冷蔵庫の後ろに空間を作っておきなさい。
neyh nutofarrnrr tencifo kaltorrstang.
しようよ-空間を作れ-後ろに-冷蔵庫
nutofarrn -> nutofarrnrr => 空間を作れ kaltorrstang => 冷蔵庫
/nutoɸarnʀ/と発音されることもある。
kaltorr => 氷
stang => 箱
43:それはAIたちの間で流行っているのですか?
cappta teppmat incilica zerrco eiai al.
(疑問)-それ-流行る-において-AI-(疑問)
cappta ~ al => 疑問文を作る
incili => incilica => 流行する
zerrco ~ => ~ において
44:電車の中に人がいないんだけど…
nutoca xhafa zerrco zincara kur salmaiz nerrna.
いない-人間-にて-列車-の-電気-ねえ
zerroco => にて zincara => トロッコ、列車 nerrna => ねえ、おい
kur salmaiz => 電気の
zincara kur salmaiz => 電車
45:駅の近くにその事故物件はあったのだ。
faca sarr tepp buichorrtarrsa sercath farrtai neyh.
存在する-した-その-事故物件-近く-駅-ものだ
tepp => その
buicorrtarrsa => 事故物件、危険地帯
sercath => (助詞的に)近くに
neyh => ものだね
No.21でも登場
46:ケモノの少年から離れたところでスポーツをしていた。
cuwpra sarr sarrto talarr xhassali ne tenpato.
スポーツをする-した-離れて-から-ケモノ-の-少年
cuwp => 賞レース、競技 sarr -> sarrto => 離れて xhessali ne tenpato => ケモノの少年 tenpato => 青少年
今回はそうであるとした。
否定や過去に散々ぱら使われてきたこの語。
本来の意味は「異なる」だとか「離れる」だとかである。
ケモノは顕性がより低いので、よって修飾にはneが用いられる。
9歳から成人までをこう表現する。
47:今私を魔法使いって呼びました?
cappta tenpasi lamoppca sarr ca fazarrco onsemorrcutarr al.
(疑問詞)-今-呼ぶ-した-私-である-魔法使い-(疑問文)
lamop => lamoppca 呼ぶ、名付ける、名前 onsemorrcutarr => 魔法使い、変身者
onsemorrは変身である。
48:あなたは光なしでものを見ることができますか?
cappta ipa sebarr fecamat nuto corha zeliyha al.
(疑問文)-見る-(能力可能)-なにか-なし-で-光-(疑問文)
sebarr => 知っている、能力的に可能である corha => ~と共に zeliyha => 光
nuto corha => (名詞)なしに <=> sarr corha (節)なしに
終わり!
これを訳し終えるまでに、四日かかったから……感動も大きい。
語彙を多く登録する羽目になった。まあそれはいいことだが。
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