こんにちは。
フィユスでした。
よろしくお願いいたしました。
この記事は、私の創作言語フェルヴェザニ語の紹介をする記事・"Tont Mei tan Felvez'ani"の番外編です。
なぜいきなりこんな記事を書いたのかというと、よく考えたら文法の前にまず解説するべきことを完全に忘れていたからです。
そう、発音です。
第1回よりさらに前の記事で書いたので完全に自分の中で「解説した」ことになってしまっていました。この連載から知ってくださった方はもやもやしていたのではないか…ということを考えていました。
ということで第0回という形で無理やりねじ込んだ今回で発音解説します。
フェルヴェザニ語の発音をアルファベットで転写したものは基本的にはローマ字読みで発音すれば正解です。一部例外があるのでそれについて特に解説します。
母音
フェルヴェザニ語の母音は基本的に6種類で、それらを組み合わせて二重母音に派生することがあります。
a, e, i, o, u, y
「あ、え、い、お、う、いー」
・yはiを伸ばした長母音を表します。
ytels /i:tels/ (年齢)
子音
フェルヴェザニ語の子音は26種類あります。うむ、多い。
s, z, t, d, k, g, m, n, x, x', s', z', l, r, f, v, b, p, h
w, j, c, q, m', n', h'
上段の19種類と下段の7種類では若干扱いが違います。上段のものは子音だけでも出てきますが、下段のものは母音が必要です。
・xは/ʃ/、x'は/ʒ/です。つまりシャ行、ジャ行です。
xala /ʃala/ (~によって)
nix'i /niʒi/ (衣服)
・s'は/θ/、z'は/ð/です。つまり英語のthのやつです。
lis'ank /liθank/ (毎日~する)
ez'ani /eðani/ (言語)
・lは基本/l/ですが、語末の場合あるいはlの直後が子音の場合、音便化が起こって/ə/になります。
tolvin /toəvin/ (昨日)
・hは基本的には/h/、つまりハ行の発音でオッケーですが、語尾に表れた時は無声軟口蓋摩擦音/x/、すなわち舌の後ろの方を口の天井に近づけて息を出すと出る、「ハ」とは似て非なる音です。フェルヴェザニ語の中でも珍しいパターンでほとんど出てきません。
vedeh /vedex/ (嘘)
・jは/j/です。つまりヤ行です(人工言語あるある、jは/j/)。
joik /joik/ (数字の6)
・cは/kʲ/、qは/gʲ/です。つまりキャ行、ギャ行です。
micana /mikʲana/ (何の変哲もない)
qont /gʲont/ (左)
・m'は/mʲ/、n'は/nʲ/です。つまりミャ行、ニャ行です。
m'adiba /mʲadiba/ (姉)
n'adank /nʲadank/ (地図)
・h'は/hʲ/です。つまりヒャ行です。
wenh'odo /wenhʲodo/ (本)
アクセント
フェルヴェザニ語のアクセントは英語のような強弱アクセントで、アクセントの場所については明確なルールがあります。
・母音が一つの単語はアクセントを付けない。
・母音が二つ以上の単語は最初の母音につける。
・二重母音は母音一つとしてカウント
例えば
x'in /ʒin/ (家) は、軽くジンと言えばいいですが、nix'i /niʒi/ (衣服) はニジといった風にニを強めに発音することが推奨されます。
以上で、とりあえず必要な分は解説できたと思います。
これでみなさんも発音マスターですね。
Tont Mei tan Felvez'ani本編もぜひよろしくお願いいたします。
お疲れ様でした。おやすみなさい。
Fijus' Qaz'ofywei Invarom
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